たちかぜ型護衛艦は海上自衛隊初の対空誘導弾搭載護衛艦(DDG)として建造された「あまつかぜ」に次いで建造されたDDGである。
艦尾にタターランチャーを備えているほか、艦首に54口径5インチ砲、その後部にアスロックランチャー、さらに艦後部に54口径5インチ砲を装備している。対空能力は、当時(現在でもイージスシステムを除いた艦)としては高性能である。
たちかぜ型は3隻の同型艦建造が6年と長かったため各艦によって装備するシステムに若干の違いがある。
なお、1番艦のたちかぜは「むらくも」に次いで護衛艦隊旗艦として運用するため後部の5インチ砲を撤去し、司令部施設を新設するなどの改修ののち1998年3月16日に護衛艦隊旗艦を務め、2007年1月15日に除籍し、たちかぜに次ぐ護衛艦隊旗艦にはさわかぜが改修ののち2001年1月15日より護衛艦隊旗艦を務めている。
除籍、代替艦
たちかぜ型は建造から30年以上経過しており、すでに1番艦の「たちかぜ」が2007年1月15日に除籍しており、さらに2番艦の「あさかぜ」も2008年3月12日に除籍されている。最終艦の「さわかぜ」も今後数年で除籍するとみられる。
たちかぜ型はすでに「たちかぜ」、「あさかぜ」が除籍しているが、「たちかぜ」の代替艦は
あたご型の「あたご」が就役しており、「あさかぜ」の代替にはあたご型2番艦の「あしがら」が就役している。たちかぜ型最終艦のさわかぜは現在護衛艦隊旗艦を務めているが、護衛艦の定数削減などのために護衛艦隊旗艦はなくなるため、4個護衛隊群で1個護衛隊群にDDG2隻が必要だが、はたかぜ型2隻、こんごう型4隻、あたご型2隻で足りてしまうため、さわかぜの代替艦は建造されません。
就役当初は屈指の防空能力で長年日本の防衛を担ってきたたちかぜ型も現在では海自で2番目に古いタイプ(一番はDDHのはるな型)の護衛艦となっており、すでに2隻が除籍・除籍予定となっており、最後の1隻も今後数年で除籍するとみられ、たちかぜ型は今後数年で姿を消すことになる。