備考
F−15JはF−104やF−4EJの後継として導入された主力戦闘機であり、F−14、F−15、F−16などからF−15が採用された。
1976年にF−15Jと複座型のF−15DJが制式採用され、1978年度予算で初の調達が行われた。生産は、1号機と2号機はアメリカのマクドネル・ダグラス社で生産され、3〜10号機は部品を輸入して組み立てるノックダウン生産がおこなわれ、その後の機体はライセンス生産となっている。また、訓練用のF−15DJも1〜12号機を輸入し、13〜20号機はノックダウン生産し、その後の28機はライセンス生産となっている。
J型は1998年11月4日の165号機、DJ型は1999年10月25日の48号機を持って終了しており、航空自衛隊では合わせて213機が納入された(事故によって10機が失われており、現在は203機保有)。
F−15は長年主力として多くの基地に配備されていたが、近代化のために改修が計画されており、J型53機、DJ型36機が回収される予定であり、すでに2004年に量産の2機、2005年に4機、2006年に2機の改修予算がついており、さらに2008年度では20機の予算が付いている。2009年度に近代化改修を行ったF−15の飛行隊が編成される予定である。
諸元・性能 |
名称 |
F−15J |
乗員 |
1人 |
機
体 |
全幅 |
13.1m |
全長 |
19.4m |
全高 |
5.6m |
製作 |
輸入:アメリカ マクドネル・ダグラス社(現、ボーイング社) 国産:三菱重工 |
エ ン ジ ン |
エンジン数 |
2基 |
名称 |
F100−PW(IHI)−100 |
推力 |
約8,600kg(A/B使用時10,600kg)/1基 |
型式 |
アフターバーナー付ターボファン・エンジン |
製作 |
輸入:アメリカ プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社 国産:石川播磨重工 |
最大全備重量 |
約25t |
最大速度 |
マッハ約2.5 |
実用上昇限度 |
約19,000m |
航続距離 |
約4,600km |
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〜離陸編〜