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笠取山分屯基地開設52周年記念行事


笠取山分屯基地開設52周年記念行事の様子をその1、とその2の2ページに分けて紹介します。

〜その2〜


飛行展示(AH−1S)

長い坂 正門

 T−4による飛行展示が終了したためこの後行われるAH−1Sによる飛行展示を見るため正門近くのヘリポートへ向かいます。
正門から建物があるところまでは山奥だけあって長い坂がありますが、そこを登るのがちょっときついです。右の写真の日だらいに分かれている道の方にヘリポートがあります。



車両をチェックする隊員 車両をチェックする隊員

 正門横にある警衛所の前には土嚢が積んであります。ここ以外にも土嚢が積んであるところがいくつかありました。
そして、正門では通行する車両に対してチェックが行われています。確か一般客の駐車場はないため入ってくる車両は招待者もしくは自衛隊関係車両ということになります。



ヘリポートからの眺め 展示されているパトリオット

 ヘリポートからの眺めは抜群です。向こうには風力発電用の風車が多数あり、手前には庁舎や隊舎などがあります。
そして、左側の駐車場にはパトリオットが展示されています。



飛行準備をしている隊員 ローターを回して間もなく飛行

 そろそろ飛行が始まるとのことで見学者はヘリポートから出され、隊員が飛行準備を行っています。



離陸! 間近を飛行!

 いよいよ離陸です。離陸後間近を飛んで行きました。



AH−1S 〜機動飛行〜


 飛行に関してはこちらの動画をご覧ください。カメラの性能上分かりにくいですが、急旋回や急上昇・下降などを行いました。



レーダードーム 正門

 飛行展示終了後AH−1Sの地上展示の準備までしばらくあるためちょっと正門を出てレーダードームを撮影。実は、レーダーは少し離れた場所にあり、ここは庁舎や隊舎、補給などの場所です。そして、笠取山分屯基地にはこれらとは別の場所に通信所地区や訓練場などがあります

AH−1S地上展示

地上展示されているAH−1S TOW発射機とロケット弾ポット

 AH−1Sの地上展示が始まりました。見学者が少ないため混雑していません。このヘリポートの大きさなら大型輸送ヘリのCH−47も十分着陸できそうです。



ローアングル 再びヘリポートからの眺め

 AH−1Sは何度も見ていますのでぐるっと1周回ってパトリオットを見に行くことにしました。



ここから先は… パトリオット

 パトリオットを見に行くため坂を下ろうとしたら、こんなものがありました。坂の道路脇は急斜面になっているのでここから先に出ると危険だよという意味の警告ですが、何んともユニークな表示です。


パトリオット展示

射撃管制装置 アンテナマストグループ

 地対空誘導弾パトリオットです。始めて見ました。パトリオットといっても様々な種類の装置で構成されており、左の車両は射撃管制装置で射撃などの指揮をとる車両になります。そして、右の車両はアンテナマストグループで、各種通信の中継となる車両です。



発射機 展示パネル

 そして、左の装置が発射機になります。パトリオットと言えばまずこの装置を思い浮かびます。しかし、システムとしてのパトリオットでは発射機はその一部で、前述の車両のほか目標を捕らえるレーダー装置、電源装置など複数で構成されています。


飛行展示(AH−1S)2

離陸するAH−1S 大空へ

 パトリオットを見学した後お腹がすいたので売店でカレーライスを買って食べました。ほかの駐屯地記念行事などではお昼時の売店ば相当混雑しますが、食べ物販売がカレーの1か所だけにもかかわらず少し並んだだけで購入できました。
その後、AH−1Sによる2回目の飛行展示(※)が行われるのでT−4を見た時と同じ坂の中腹から今度は見ることにしました。
※当日AH−1Sによる飛行展示は3回行われましたが、初回は私が到着する前だったのでそれは数えずに今回の飛行展示を2回目としています。



前傾姿勢になり… 加速

 離陸後前傾姿勢になって加速します。



旋回 スリムな機体

 そして、急旋回。こちらに向かってきます。



間近を飛行するAH−1S 風車上空を旋回

 数メートル上を飛んでいきます。このようなアクロバット飛行はAH−1Sならではといったところでしょうか。



模擬店会場 ショベルローダ(?)

 AH−1Sの飛行展示も終了したので帰ることにします。帰り際に撮ったのが上の写真。左は模擬店会場。小さいですし、人も少ないです。そして、右の写真はショベルローダだと思いますが、自信がありません。車体の後ろにショベルが付いていればそうなんですが、写真では判別がつきません。





ということで、笠取山分屯基地開設52周年記念行事レポ終了。紹介したもの以外に通信機材や救難機材の展示がありましたが、省略させていただきました。この笠取山分屯基地は大きな基地ではなく、アクセスが悪いこともあって人が少なくの〜んびりした雰囲気で見学できました。ただ、展示内容がちょっと少ないです。観閲行進は無理にしても基地警備訓練の展示があればいいのですが、分屯基地の規模と同じように展示規模(内容)も小さいです。航空基地ではないのでしょうがないですが、飛行展示はT−4と陸自のAH−1Sだけ。わざわざ行く価値があるかといえば、?といったところでしょうか。すべてのイベントに行くんだ!という決意の人ならともかく、ここでしか見られないものもないので行く必要はないかも。

来年はAH−64Dの飛行展示とCH−47による体験飛行があれば行きますが、アパッチはともかくCH−47の体験飛行はまずないですね。ということで来年はいかない確率85%。せっかくなのでここでしかない変わったものがあればいいのですが...。
おしまい!




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