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春日井駐屯地創立41周年記念日行事


春日井駐屯地創立記念日行事の様子を到着から観閲行進、模擬戦、模擬戦終了後の3ページで紹介します。


〜模擬戦〜


待機中の敵装甲車 敵役の隊員

 音楽隊のよる音楽演奏を聞いたあとスタンド席から移動して隊舎近くの場所から見学することにしました。隊舎の隣には敵の装甲車として登場する82式指揮通信車が待機しています。この82式は車体の色が迷彩塗装ではありませんが、模擬戦用にこのようにしたのではなく、整備から帰ってきたばかりでまだ迷彩塗装を施していないとのことです。
また、装甲車の周りには敵役として登場する隊員が準備を行っていました。



進入してきた3 1/2tトラック 停車しているトラック

 模擬戦の開始の前に、第10偵察隊の偵察用オートバイによる展示、オートバイドリルが行われます。まず、3 1/2tトラックが進入してきました。このトラックの荷台には偵察用オートバイとそれに乗車した隊員がいます。ちょっと狭そうです。



荷台から飛び出してきた偵察用オートバイ 偵察用オートバイ

 トラックの荷台から偵察用オートバイが勢いよく飛び出してきました!トラック1両につき3両の偵察用オートバイ、計6両の偵察用オートバイは合流して体制を整えます。



ターンする偵察用オートバイ 急接近急旋回

 観閲台正面に整列し、指揮官の指示のもとアクセルコントロールによってその場でターンします。
そして、指揮官がグランド中央に移動して、その指揮官に対して急接近し、直前で急旋回します。指揮官は部下のやることですから安心していられるのでしょうか。それともやはり怖いのでしょうか。



急接近 急旋回

 今度は数が増えて急接近、急旋回を行います。



指揮官の周りを回転中 横に整列

 そのまま指揮官の周りをまわります。そして、2つのチームに分かれて横位置れるに並び、低速で回ります。最後にはすべてのバイクが横一列に並びましたが、写真の掲載は省略。ちなみに、自転車でも同じですが、2輪車は低速が一番操縦が難しいです。



ジャンプ台によるジャンプ ウィリー

 そして、観閲台正面にはジャンプ台が置かれ、ジャンプします。これは他の駐屯地などでも見ることができますね。
最後はグランドの端から勢いよく走りだし、前輪を上げて後輪のみで走行するウィリー。これにてバイクドリル終了。偵察用オートバイによる数々の演技でその能力の高さを知ることができました。



不審者 建物に逃げ込む敵

 いよいよ模擬戦の開始です。今回は市街地における偵察行動が展示されました。最近の流行りはやっぱり市街地ですね。
さて、迷彩服を着た不審者がいるとの情報を受けて三重県明野駐屯地の第10飛行隊の観測ヘリコプターOH−6が偵察のため飛行してきました。OH−6に気付いた敵は建物に逃げ込みます。



第10飛行隊のOH−6 OH−6による偵察

 第10飛行隊のOH−6です。第10飛行隊にはまだ防弾処理や赤外線センサー等を備えたOH−1は配備されていません。



屋上から侵入を試みる 降下しようとする隊員

 OH−6からの情報により敵が逃げ込んだ建物の屋上から突入を試みます。本来ならUH−1などで屋上にロープ降下してからなのでしょうが、時間などの都合などでそれは展示されませんでした。



先行して警戒する隊員 警戒の中突入を試みる

 まず、1名が先行して降下し、途中で下を向いて敵を警戒します。先行した隊員の援護下突入チームが突入を試みます。



警戒の中突入! 先行隊員も突入

 先行隊員が9mm拳銃で警戒する中、突入!一斉に隊員が突入し、その後警戒を行っていた先行隊員も突入します。
そして、室内で銃撃戦があり(爆竹のような音が聞こえてきました)、敵1名を射殺しましたが、残りは逃亡してしまいました。



敵と遭遇した偵察用オートバイ 攻撃を加える敵

 逃亡した敵を捜索するためにやってきた偵察用オートバイが敵と遭遇しました。偵察用オートバイは敵と遭遇したらバイクを倒して盾にしながら応戦することがありますが、今回はそれを行わず撤退しました。



装甲車に乗車しようとする敵 偵察用の1/2tトラック

 敵は攻撃を加えつつ近くに止めていた装甲車に乗車しようとしています。偵察部隊はオートバイに代わって偵察用の1/2tトラックがやってきました。トラックに取り付けた5.56mm機関銃で攻撃します。



猛スピードで退却 退却中も攻撃

 攻撃を行ってきた1/2tトラックですが、この車両は装甲がなく防御力が乏しいため敵装甲車に取り付けられた機関銃で攻撃されたらひとたまりもないため速やかに退却します。退却中も機関銃で応戦します。



攻撃を行う敵装甲車 1/2tトラックに勝った敵装甲車

 敵は装甲車に乗り込み装甲車に取り付けられた12.7mm重機関銃で偵察用トラックに対して攻撃します。
偵察用トラックが退却し、敵は勝ち誇ったようにグランドをまわってきました。この敵装甲車(82式指揮通信車)は運転席部分の防弾板が下され、小さな視認用窓のみで運転しています。視界の狭い中の運転は大変でしょう。



進入してきた87式偵察警戒車 応戦する敵装甲車

 敵装甲車が舞いあげた砂塵で視界が悪くなっていますが、87式偵察警戒車が7.62mm機関銃を射撃しながら進入してきました。この場合、より威力のある25mm機関砲の射撃が望ましいのでしょうが、25mm機関砲は空砲がないため25mm機関砲と同軸にある7.62mm機関銃で射撃しています。



必死に応戦する敵装甲車 87式偵察警戒車も激しく攻撃

 87式偵察警戒車と敵装甲車との間で激しい銃撃戦が行われています。間近での12.7mm重機関銃の射撃は圧倒されました。



煙を上げる敵装甲車 増援の戦車も進入

 激しい銃撃戦によって敵の装甲車を撃破しました。さらに、偵察部隊は戦車部隊から74式戦車の増援を受け敵を制圧します。



敵を狙う74式戦車と87式偵察警戒車

 ここで空砲射撃!っと思ったのですが、それはありませんでした。これにて模擬戦終了。
今回は第10偵察隊メインで行われましたが、建物への突入など普通科部隊と同じような任務をこなしていました。次回は偵察部隊の偵察活動をもっと見てみたいですし、衛生部隊などの連携もみてみたいものです。



薬莢回収 偵察隊の行進

 模擬戦終了後87式偵察警戒車などは薬きょうの回収などを行っています。また、先ほどの戦車は観閲台正面に移動して姿勢制御を披露しています。





次は模擬戦終了後です。






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