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春日井駐屯地創立41周年記念日行事



春日井駐屯地創立記念日行事の様子を到着から観閲行進模擬戦、模擬戦終了後の4ページで紹介します。


〜模擬戦終了後〜




装備品展示準備中の掩体掘削機 01式軽MAT

 グランドではこの後行われる装備品展示のための準備が行われています。トレーラーによって塹壕などを掘ることができる掩体掘削機がやってきました。次々と車両が並べられて言います。
また、火器も展示されていきます。01式軽対戦車誘導弾も並べられていますが、まだ照準器と発射機は別々です。



準備中の81式短SAM 準備中の87式ATM

 次々と準備されていきます。81式短距離地対空誘導弾の模擬弾の取り付けなどが行われています。



小銃&機関銃&ロケット 01式軽MAT

 装備品展示が始まりました。まず、小火器類を見ることに。1番は5.56mm機関銃MINIMIです。ベルギーで開発されたもので、小型軽量な機関銃です。そして2番は64式7.62mm小銃です。戦後初の国産小銃で、NATO標準弾薬を採用(ただし、若干異なる)しています。3番は64式小銃の後継として開発された89式5.56mm小銃です。この小銃は64式よりも小型軽量で扱いやすいなどの特徴がありますが、これも現代ではいろいろと問題があり、後継の小銃が開発中です。
4番は110mm個人携帯対戦車弾で、火砲としての扱いではなく弾薬として扱われています。ドイツで開発されたこのロケット弾は操作がしやすく照準器以外は使い捨てなどの特徴があり、強力な破壊力もあります。
右の写真のものは01式軽対戦車誘導弾で、近距離の対戦車ミサイルです。持たせてもらいましたが、かなり重たいです。実際には予備のミサイルも携行するのでかなりの体力が要求されるでしょう。運動不足の私には無理ですね。



93式近SAM 91式近SAMの操作機

 次は93式近距離地対空誘導弾です。携行式の地対空ミサイル(91式携帯地対空誘導弾)を8発まとめたものになっていますが、遠隔操作によって射撃もできるようになっています。



掩体掘削機 発煙機3型

 塹壕などを掘ることができる掩体掘削機です。普通のショベルカーとほとんど変わりませんが、アームの先端部分が回転できるようになっているなど通常のショベルカーでは掘ることが難しい場所でも簡単に掘ることができます。はたらく車と言うことでちびっ子たちに人気でした。自分も小さい頃(今でもですが)、ショベルカーを操縦したいと思っています。ちょっと操作させてもらえないかな。
右は発煙機3型です。2型と違って高機動車に車載されているため機動性に優れています。大量の煙によって煙幕を構成して味方の部隊等を守ることができます。



救命用コンテナ 救助用器材

 そして、こちらは災害派遣などで使用する救助機材です。機材はコンテナに収められており、トラックの荷台に乗せることによって速やかに被災地などへ輸送そうることができます。



82式指揮通信車 さらば春日井!!

 お次は82式指揮通信車です。防弾板を下した状態で展示されています。運転席からの視界の関係で防弾板を上げた状態でも視界が悪く運転しにくいそうです。なので通常の走行時には助手席から隊員が乗り出して運転手に対して指示を与えるそうです。
そろそろ時間なので帰ることにしました。門が綺麗ですね。私が帰ろうとしていたらどこかの司令官(第10師団長?)が帰るようで隊員が見送りの準備をしていました。さらば春日井!また来るかもね。



 今年初めてのイベント&初めての春日井駐屯地でしたが、当日は天気もよく絶好のイベント日和でした。何分イベント歴が短いので初めて(生で)見る装備が多く、目がキラキラしてしまいました。また、訓練展示では偵察部隊によるバイク操作やロープ降下(突入)などを見ることができ、第10偵察隊の能力の高さを実感することができました。ただ、訓練展示では春日井駐屯地に駐屯する衛生部隊や施設部隊は参加しておらず、これらの部隊との連携を見たかったです。
訓練展示では、カンボジアのPKOに派遣されエアコンが追加装備されていた82式指揮通信車が防弾板を下した状態で走行しており、珍しいものが見れました。

春日井駐屯地は近場なので来年もぜひ行ってみたいと思います。
おしまい。






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