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米海軍基地 クリスマスイルミネーション 2008


ジョージワシントン見学の様子を到着からジョージ・ワシントン乗艦直前、ジョージ・ワシントン見学1、ジョージ・ワシントン見学2しらね見学その後の5ページで紹介します。


〜ジョージ・ワシントン見学1〜


いざ乗艦!! エレベーター

 いよいよ乗艦です!飛行甲板下の格納庫にまず入ります。右の写真はまだ艦内ではありません。格納庫から飛行甲板(もちろんその逆も)に戦闘機などを移動させるエレベーターです。このエレベーターは現在米空母の戦闘攻撃機であるF−18が2機搭載することができます。見学の際、格納庫と飛行甲板との移動はこのエレベーターを使って行っていました。その様子は後ほど。



格納庫内部 巨大なツリーと星条旗

 艦内の格納庫に入りました。多数の航空機を格納できるだけあって広いです。格納庫に入った位置は艦のほぼ中央なのでもう反対側にも同じぐらいのスペースがあります。こんなに大きな格納庫ですが、搭載する航空機の半分程度しか格納できません。残りは飛行甲板のに並べられることになります。
そして、入った正面には巨大な星条旗と写真には写っていませんが、日の丸が掲げられ、これまた大きなツリーがあり、その周りにはプレゼントの箱などが飾られています。



大きさ比較のパネル 天井につりさげられたタンク

 そして、順路に従って格納庫内を少し歩いたらジョージ・ワシントンの大きさを比較するパネルがありました。ジョージ・ワシントンは東京タワーよりわずかに大きい332.8mあります。そして、ジョージ・ワシントンの左側には上から人の平均身長、象の平均身長、米軍で使用されているM1戦車、ジョージ・ワシントンにも搭載されているF−18の大きさが比較できるようになっています。こうやって比べてみるといかに大きな船かわかります。
そして、天井には電子戦攻撃機のEA−6B用の追加燃料タンクが吊り下げられています。格納庫には多数のフォークリフトがあったのでおそらくそれで持ち上げたのでしょう。狭い艦内なのでスペースを有効的に使っています。



格納庫の艦尾方向 防火扉

 そして、飛行甲板に見学者を上げるエレベーター付近から格納庫の艦尾方向を撮影しました。広いです。格納庫には万が一の火災の際に延焼を防ぐために2つの防火扉(右の写真)があり、3つの区画に分けることができます。この防火扉は1枚の厚さが30cm以上あり、非常に分厚かったです。
と、ここで私と師匠が防火扉を撮影していたら一緒にいたK氏が見当たりません。はぐれてしまったようです。しばらく周囲を探しましたが、見当たらず、携帯もつながらなかったため先に飛行甲板に行ってしまったのだと思い、私たちもエレベーターで飛行甲板に行くことにしました。後でわかったことなのですが、K氏はだいぶ前に飛行甲板に行っていたようです。



巨大なエレベーターに移動 上昇!

 飛行甲板に移動するためエレベーターに乗り込みます。エレベーターと言うよりも1枚の大きな板が動くという感じです。
いよいよ上昇です!!



上昇するエレベーター 米兵が「まだ出ちゃダメ」と

 「ゴー」と音を立てながら上昇を始めます。動き始めは少し衝撃がありましたが、そのあとは揺れることなくスムーズに上昇していきました。上昇の様子は下の映像をご覧ください。
そして、飛行甲板に到着し、見学者が出ようとしたため米兵が「まだ出ちゃダメ」と言って制止しています。無線でどこかと連絡したのち安全のためのポールが下がって見学者が飛行甲板に出されました。



ジョージワシントン@エレベーター上昇


 意外と早く上昇していきます。



飛行甲板のF−18 美人の米兵

 飛行甲板にやってきました。風が強いです。飛行甲板の飛行機を発艦させるカタパルトにはF−18が置かれています。はじめ搭載されている1機かと思いましたが、あとで近くから見たら用途廃止のもので、エンジンもなく風でフラップが揺れていました。
右の写真は甲板にいた米兵です。美人の方で、他の見学者が一緒に写真を撮っていました。それを見て、私も写真を撮らせてもらいました。ただし、一緒に写真を撮るのはどうかと思ったので一緒には撮っていません。



着艦装置 非常着艦装置

 そして、飛行甲板後部付近には戦闘機などが着艦するための装置があります。短い距離で着艦するために着艦の際に戦闘機などは機体の後部からフックを出して飛行甲板に張られたワイヤーにそのフックをひっかけて停止させます。左の写真の装置がそのワイヤーを張る装置で、少し離れた反対側にも同じ装置がありそれとワイヤーでつないで飛行甲板にワイヤーを張ります。この装置は8つあり、合計で4本のワイヤーを甲板に張ります。
また、故障などで通常の方法で着艦できない機のための装置もあり、右の写真の白い線で囲まれた装置が垂直に起き上がり、反対側の同じ装置との間にネットを張ってこのネットで機体を受け止めて停止させます。こんなので大丈夫かと思ってしまいますが、エンジントラブルで通常の着艦ができない機体をこのネットで受け止めたところパイロットは無事で、機体も数週間後には飛行でたという事例があります。



カタパルト マスティン

 左の写真は航空機を発艦させるカタパルトです。こうやって見るとかなり短いです。こんなに短い距離で20t近くある機体を急加速させて発艦させるカタパルトの技術は高いものが要求されるらしく、米軍以外で空母を運用している国では米のカタパルト装置を輸入したもの以外は艦首が上に曲がっているスキージャンプと呼ばれる構造によって飛行機を発進させています。
そして、ジョージ・ワシントンの向の岸壁にはアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のマスティンが停泊しています。このマスティンは弾道ミサイル迎撃能力を持っている艦で、哨戒ヘリを2機搭載可能です。



脱出シュート 爆弾投棄口?

 飛行甲板を端に沿って歩いていたら、変なものを見つけました。左は、着艦などを指揮する場所ですが、そこの横に黒いものがあったので何かなぁと思っていたら、他の見学者が米兵に質問していたので聞いていたところ、万が一の時に飛行甲板から下に逃げるためにこの黒い部分に飛び移って下の甲板に滑り降りるものらしいです。
そして、右の写真は飛行甲板の端に何かを落とす構造とそこに爆弾のような絵が描かれています。火災などが発生した際に爆弾や追加の燃料タンクに引火するのを防ぐために爆弾やタンクを海に投棄するものでしょうか。







次はジョージワシントン見学2です。





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