トップイベントレポート2008年 ⇒ このページ

米海軍基地 クリスマスイルミネーション 2008


ジョージワシントン見学の様子を到着からジョージ・ワシントン乗艦直前ジョージ・ワシントン見学1、ジョージ・ワシントン見学2、しらね見学その後の5ページで紹介します。


〜ジョージ・ワシントン見学2〜


RAM シースパロー発射機

 次は、防空火器を紹介します。まず、左の写真のものはRAMと呼ばれるもので、空対空ミサイルのサイドワインダーを改造したミサイルを21発内蔵しており、CIWSとして運用されています。CIWSとしては20mm機関砲のファランクスも搭載していますが、このRAMはファランクスよりも長射程で、同時多目標対処が可能なことなどの特徴があります。
右のものはシースパロー発射機で海自でもはつゆき型やああさぎり型などが搭載しており、RAMよりも遠距離で航空機などを撃破することができます。このシースパローは米軍の比較的新しい艦艇ではVLSから発射しますが、このジョージ・ワシントンではスペースなどの関係で専用のシースパロー発射機から発射します。



艦橋部分 飛行甲板後部

 低甲板の後部付近にやってきました。そこから艦橋を見てみると、意外とごちゃごちゃしていることが分かります。ステルス性云々と言うより機能性重視ということでしょうか。
飛行甲板後部は着艦の際にタイヤが引っ掛からないために傾斜がかけられています。いままでさんざんでかいと言ってきましたが、着艦する戦闘機から見れば非常に狭いスペースですね。



F−18の後部 冷却用のパイプが見える

 F−18が置かれている部分にやってきました。戦闘機が発艦する際は短い距離で飛び立つためにカタパルトに固定されたらアフターバーナーを全開にします。アフターバーナーはそのままにしておくと危険なためアフターバーナーの炎を上に逃がすための装置があります。この装置の表面は高熱にさらされるために簡単に交換ができるようになっており、さらに裏側には冷却水が流れるパイプが通っています。



エレベーター操作(?)の米兵 意外と早く動きます

 風も強いですし一通り見学したので再びエレベーターで格納庫へ下りることにしました。今度は右舷後方にあるエレベーターで格納庫まで下ります。やはり動き始めは多少衝撃がありますが、そのあとはスムーズに動きます。



爆弾1 爆弾2

 エレベーターを降りると爆弾などが展示されていました。左はGBU−32B誘導爆弾で、無誘導(自由落下)式の1000ポンド爆弾に誘導装置と安定翼を取り付けたものです。
右は、AGM−154誘導爆弾です。飛行機から投下されると格納されている翼を出して滑空しながら慣性誘導とGPS誘導によって目標へ突っ込みます。この誘導爆弾は高高度から投下されれば射程は約130kmにもなります。



爆弾3 いざ乗艦

 こちらはGBU−24/Bレーザー誘導爆弾です。2000ポンド爆弾に誘導装置と安定翼を取り付けたものとなっています。目標に照射されたレーダーの反射波を先端部分で探知して目標へ突っ込みます。
そして、右はF−18CとDに取り付けられているF404エンジンです。戦闘機のエンジンと言うことでもっと大きいかと思っていましたが、小さいという印象を受けました。



格納庫> <img src=

 一通り展示されていたものは見たので近くから格納庫全体を見てみるとかなりの広さです。ず〜と奥まで格納庫です。
格納庫にはフォークリフトが数台ありました。重量物の持ち上げ・運搬に使用するのでしょうが、フォークリフトが使えるぐらいの広さといえますね。



5インチ砲と艦橋 アスロックランチャー艦橋

 出入口のエレベーターのシャッターには“ジョージ・ワシントン”に関する絵が描かれていました。ジョージ・ワシントンは独立戦争を指揮し、アメリカを独立に導いて初代大統領となった偉大な人物です。その名がつけられたこの空母は米にとって非常に重要な存在と言うことでしょうか。
外に出てみると乗艦待ちの人がものすごくたくさんいます。左側が乗艦待ちの人、右側が乗艦をおえた人たち。



5インチ砲と艦橋 アスロックランチャー艦橋

 わぁ、すごい人だなぁと思いながら岸壁に沿って歩いていたらで関係者用の入り口で警備する兵士を見つけたので撮影しました。一応小銃を携帯していますが、基地内であるためか出入りする人を特にチェックはしていませんでした。
艦橋部分を去り際に撮ってみました。以外にごちゃごちゃしています。



5インチ砲と艦橋 アスロックランチャー艦橋

 艦尾です。海面から飛行甲板までがものすごく高いです。艦尾に大きくあいている穴は艦載機のエンジンの噴射テストをする場所で、エンジン噴射の高熱などを艦の外に逃がす、と言うより、噴射口を外に向けて噴射させるための場所です。
その穴の下にはパイプが垂直に何本もあり、そのパイプにはゴムのようなものが取り付けられています。師匠と何かなぁと考えて船を横付するための場所と言う結論が出ました。ゴムは船が当たっても傷がつかないようにするためのもので、艦尾に大きな穴があるので中型の艦艇なら横付して人員や物資の積み下ろしが可能だと思うので恐らく船を横付けさせるためのものだと思います。





次はしらね見学です。





inserted by FC2 system