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1 1/2t 救急車

1 1/2t 救急車

 1 1/2t救急車(1と2分の1t)は野外での負傷者を後方地域に輸送するための救急車である。


1t半救急車に負傷者を収容中の隊員  通称、1t半救急車とよばれているこの救急車は戦場などで負傷した隊員等を後方地域の救護所、病院などに輸送するための車両で、輸送に主眼を置いているため高度な治療機材などは搭載されていない。そのため後部のスペースには座った状態なら10名、担架に乗った状態なら4名の隊員を収容することができる。

 1t半救急車は戦場でも使用することが考慮されてはいるが、あくまでも救急車であるため装甲や武装などは備えておらず、敵の火力脅威下において行動する場合は味方の装甲車などの援護が必要となる。

 なお、救急車(業務用)と同様に公安委員会から緊急車両としての認定を受けており、赤信号の不停止など緊急走行時には道路交通法の一部例外が認められている車両である。



諸元・性能
名称 1 1/2t 救急車
乗員 11人
全長 約6m
全幅 約2.2m
全長 約5.4m
全高 約2.8m
重量 約4t
積載量 370kg(11人)
最高速度 115km/h




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