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宿営用天幕

宿営用天幕

               



備考

写真のものでは行われていないが、通常は雨などを考慮して天幕の周りに溝を掘る  宿営用天幕は、6人用の天幕(テント)であり、携帯天幕及び寒地天幕に代わるものである。

 約2万張りが師団など全国の各部隊に広く装備されており、作戦準備中などの状況で隊員の体力回復などに使用される。構造は単純であり、2人で作業を行えば20分ほどで設置が可能である。
スペック的には6人用となっているが、6人で使用すると狭いため4人ほどで使用し、真ん中は通路として開けて使う場合が多いようである。

 災害派遣時にも使用され、被災者が避難場所等として使用することがある。
2008年に発生した中国の四川省大地震では家を失った被災者のために政府や各自治体の保有しているテントと合わせて自衛隊の保有するこの宿営用天幕をおよそ100張り中国に提供している。 6人用となっているが実際にはそれ以下の人数で使用するようである
約100張り提供することが発表された時にはマスコミから自治体などが提供する数に比べて少なすぎると批判されたが、この天幕は自治体の保有しているテントとは違い、災害派遣用に保有しているものではない。そのため部隊の行動に影響が出ないような数の提供にとどまっている(この約100張りでもできる限りの数を提供している)。








諸元・性能
名称 宿営用天幕
収容人員 6人
全さ 4.5m
2.6m
高さ 1.9m
床面積 12平方メートル
重量 約50kg




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